皆様!うわさのマックノート彗星の
貴重な写真をゲットしました。

提供はクイーンズタウンの古狸さんからです。 
古狸さんのお勧めの星見ツアーは
クイーンズタウンの”南天の宝石めぐり星見ツアー”です。
(ツアー中に彗星が見れるとは限りませんのでご了承ください)

皆様、マクノート彗星の晴れ姿をご覧ください! 
望遠鏡で拡大したわけではありませんよ! 
それどころか、これはいわゆる広角レンズなのに、
それでも画面から尻尾がはみ出してしまうのです。
ちなみに彗星の上に見えている雲みたいなのは、
有名な小マゼラン雲です。
1月28日の午前2時過ぎに、
クィーンズタウン郊外の山の上から撮影しました。
月が沈みかかって、見事な彗星の尾が姿を現しました。

私ことクィーンズタウンの古狸は、
天気がよければむろんのこと、
よくなくてもインターネットで気象衛星の写真を調べ、
数時間後に晴れてきそうならば、毎晩のように、
この彗星の写真を撮影しに出かけていきます。
これほど見事な彗星の姿を拝めるのは、
おそらく一生で一度のチャンスでしょう。
いやあ、この時期にクィーンズタウンへ来た人は、運がいい! 
郊外と光害に汚染された都会の空ではこうはいきませんね。
澄み切ったクィーンズタウンの、
しかも1000mを越える山の上でこそお目にかかれる、最高の光景です。

ついでに音楽でもかけて、雰囲気を出してみましょうかねえ。
曲は晴天のおまじない、ドヴォルザークの『新世界交響曲』。
なぜかこれをかけると晴れるんだなあ・・・。

さてこのマクノート彗星ですが、
日が沈んでしばらくした、午後10時半ごろには、
もう西空に姿を現しています。
南緯45度のクィーンズタウンでは、
天の南極の下をぐるりと回って、一晩中見えていますが、
クライストチャーチやオークランドなど、
北へ行けば行くほど、『頭隠して尻隠さず』の状態になってしまいます。
もっと南へ行けば、今度は日没が遅くなって、
まるで『半分白夜』の状態になってしまうのです。
だからクィーンズタウンくらいが一番いい! 
みんなクィーンズタウンへ彗星を見においで!
と声を大にして叫びたいですね。

ところでいつまでこの彗星は見られるのかな? 
1月中旬に彗星のように現れて、再び彗星のように去っていくのは・・・
あと1ヶ月くらいでしょうか。
光害のない澄み切った暗い空のクィーンズタウンなら、
しばらく楽しめます。
さすがに山の上の夜明け前は寒いね。そろそろ帰ろうかな。
・・・あれ? エンジンがかからない! 
寒い中で音楽を一晩中かけていたら、バッテリーがあがってしまった・・・! 
ど、どうやって帰ろう・・・? 
オートマチックは押しがけも出来ないのでした。
McNaughtComet
現在のマックノート彗星の見れる場所(あくまでも予報、です)
2月1日 現在の状況です。

オークランド:    もう無理かも・・
クライストチャーチ: もう無理かも・・
テカポ:       もう無理かも・・
マウントクック:   もう無理かも・・

クイーンズタウン:  2月第4週位まで