アメリカスカップの第一レースが行われました。

アリンギが速い、いやチームニュージーランドの方が速いなど
いろいろな憶測もこれまで。
レースが始まりました。

最初のコイントスで右から入場か、左から入場か決まるのですが、
今までニュージーランドのディーンバーカーは負けてばかりなので
代役に頼んだら、見事コイントスは勝ったので右から入場となった
第1レース。

スタートのいいディーンバーカーは期待通り、右側を確保して
スムーズにスタートしたとみられましたが・・・・

かなり強い風が吹いていて、あっという間にアリンギにこされて
最後まで追いつくことができませんでした。
さすがにバタワースと思える舵捌き。

ニュージーランドは35秒遅れでした。

ニュージーランドのメディアは敗戦をこう分析しています。

1. 右側は実は不利だった。天候の読み間違えがあった。
2. ポジションを変えようとしたが、アリンギにうまく翻弄されてしまった。
   アリンギが常に有利なポジションを確保していた。
3. アリンギは14ノット以上の風に対応できるヨットを製造、
   チームニュージーランドは予選(ルイビトンカップ)を勝ち抜くために
   10ノット以下に対応できるヨットである。 第1レースは10から13ノットの
   風の中で行われたので、アリンギに有利であった。

などと報道されています。 
本当かなあ・・今日の試合の行われるスペインのバレンシアでは
8から10ノットの風という予報です。
これで結果がでれば、本当かどうかわかるかも。

また風上側マークに向かって走る時はチームニュージーランドが速く、
風下側マークに戻ってくるときはアリンギの方が速いなどがわかりました。

さてさて、勝負はこれからです。
ボート自体はよく似ているし、クローズの走りはアリンギに優る
スピードもでています。 

まずは1勝がほしいチームニュージーランド。
次のレースに期待しましょう。