第3レースへの関心もさらに高まったアメリカスカップ。

今回は世界最高峰のヨットレースに参加しているスタッフを
紹介したいと思います。

アメリカスカップレースを見ると絶対テレビに映るのは
ディーン バーカー ヘルムスマンでスキッパーです。

え?ヘルムスマンて何? 車で言えば運転手さんです。
操船しているのですぐわかりますよ。
ニュージーランドではとても有名な人。
奥さんはニュージーランド代表ホッケーの選手でした。




次はロブ ワデル グラインダーです。(帆を巻き上げる人)
簡単にいえば、船上でグルグルまわしている人。
彼はなんと2000年シドニーオリンピックのボート競技シングルスカルの
金メダリストです。
ロブもニュージーランドで超有名。 
彼の紹介ページには日本語もぺらぺらと書いてあります。
ロブは本当はボート競技で舵なしフォアとかエイトをしたかったらしいのですが、
内臓に欠陥がみつかり、コーチがチームワークだから・・と入れてもらえず、
シングルスカルを選んだ=>金メダル という人生を歩んだ方です。
ボート競技を終えて、いまチームニュージーランドに入れて仲間がいるって
いいね、というコメントを残したのが印象的です。
グルグルまわしているスポーツ刈りの方がロブです。




さらに・・・今回は日本のヨットの歴史の1ページに記念すべきことも
あるのです。
チームニュージーランドには鹿取 正信氏もスタッフにいるのです。
ボートのどこに乗ってるの?と聞かれますが、乗っていません。

29名のセイリングスタッフがいて、
その他にデザインチーム、ショアサポートチーム、
オペレーションチームから構成されています。
総勢100名を超すチームなんです。

鹿取さんはデザインチーム所属のレース艇の性能分析担当なのです。
日本人で初めてアメリカスカップレースに参加された方です。
レース終了後、即分析結果を出し、ミーティングにもっていく。
とても大事な仕事の一環を担っています。
1993年のニッポンチャレンジからレースに参加してアメリカスカップレースまで
いくことが念願の一つだったそうです。
せっかくだから、勝ってくださ〜い、鹿取さん

と、いうことで次回レースを見る時、楽しみが増えました!


追記:
ニュージーランドのテレビではなんとあのラッセル クーツ
解説してます。 ブラッド バターワースが第2レース中に見学している
ボートがレースコースに入ってきたときに放送禁止用語を連発しておりましたが、
ラッセルは<ブラッドはいつもレース中は機嫌が悪いんだよ>と
コメントを残していました。 
その見学ボートのおかげ?で6秒稼いだチームニュージーランドが
逆転できたので、何が影響するかわかりませんね。