2勝2敗で迎えた第5レース。
リードを、と期待がかかった大事なレース。

スタートはさすがディーン バーカー。 エド バードを寄せつけない
素晴らしいスタートでリード。
第1風上マークも12秒のリード、アリンギが少し手間取ったので
距離の幅を広げ、まさに理想のレース。と国中が喜んだのもつかの間・・

ん?チーム ニュージーランドのクルーがおかしい?!

テレビもズームアップしたその画面に映ったものは・・
帆に穴があいている・・・(TДT)

ここから恐怖の劇場がはじまりました。

ヨットの上にはスペアがあるので、2つ目の帆をあげる準備を
している途中に、1つ目の帆が裂けました。
(((( ;゚д゚)))すごい状態・・・

そしてパニックに陥ったのか、2つ目の帆が固定される前に
帆をあげてしまい、糸の切れた凧みたいにマストの上で
2つ目の帆がゆらゆら・・・
。・゚・(ノД`)えらい状態になってしまった・・・あああ
アリンギに抜かれた・・・

いよいよ3つ目の帆をあげました。
すると、ワイングラス状態に。
(帆が絡まり、それがワイングラスに見えるため)
(;´Д`)あかん、アリンギのリードは200m・・

そのまま大量にリードされてしまうのかと思えば、ゴールラインは
19秒差。
(´;ω;`)これはさすがチームニュージーランド。

チームニュージーランドはこの日3つミスを犯しています。
1 帆に穴をあけたこと。(人為ミスなのか、作業の最中に穴があいたか
  不明ですが、いずれにしてもあってはならないミス)
2 帆の穴があいていた場所というのは一番風力が集まるところで、
  帆に負担がかからないよう、タックをすべきであった。
  (その結果帆が裂けた)
3 鉄壁だったチームワークがくずれ、2つ目の帆上げをミスした。
   
チームニュージーランドの暗いニュースばかりではありません。

スタートでディーン バーカーが優勢なので、エド バード(アリンギ)の
自信が崩れてきている。次のレースではスタートが重要。

大量にリードするはずのアリンギは思うように進まず、バターワースが
<うちのボートは遅いんじゃないか?>とレース中に心配していたこと。
(事実チームニュージーランドの追い上げは予想外でした。ここまで
追いつくとは誰も思っていなかったので)

さらにチームニュージーラランドは
<もしアメリカスカップレースに負けたら、この先帆で負けたと
言われていまう。 それはさせてはならない。 
勝って今日のアクシデントはレースの一部にしたい>
というコメントを残しています。

さて、今日のレースでタイにもちこめるのでしょうか。
週末なので、寝不足でも大丈夫。
おっと、トライネイション、ニュージーランド対
オーストラリアもあるので、今夜も忙しくなります。

ニュージーランドがんばれ!