皆様 おはようございます。不定期参加Nでございます

いや〜寒い 日本は暑いと言う噂ですがニュージーランドは南半球と言う事で季節は逆、冬に入り寒い毎日が続きます。(土曜〜今日は又暖かいんですけど先週は耳が痛いレベルで寒かった)

そんな冬真っ盛りのニュージーランド。現地の暖房事情のお話をしようと思います

ニュージーランドには日本の様に灯油ストーブや、都市ガスのホースが繋がったストーブはありません。

南極がすぐそこのニュージーランドとしては寒さ対策が大きなキーとなりますが主要な暖房器具をご紹介しましょう。

ファンヒーター
fan


これ・・・21年前に私が初めて買った暖房器具ですが、フラットメイト(同居人)に「使うな」と文句言われた一品です。何故ならば・・・

この画像の物もそうですが、消費電力が3000ワット。 強力なヘアドライヤーを延々と付けてる感じで速攻で温まるんですけど、電気代がトンデモ無く跳ね上がる一品です。

日本円で例えばを計算しますと・・・

1日7時間使用したら1か月で約1万7千円の電気代が掛かります
(NZドルで約$230)  それを各部屋で使用したら・・そりゃ怒られます
でも物自体はそこらのスーパーや例のホームセンターのウェアハウスとかで数十ドルとかなりの安価で販売してるのでワーキングホリデーの学生さんなどはこれに手を出して、ホームスティ先やフラットメイトから怒られるケースが多い様です。

その次に最近日本でもエコとかで流行ってる

オイルヒーター
oil

この消費電力も2400ワット平均、しかもすぐには温まらないので下手したら1日中付けとかないと行けないので電気代がファンヒーター以上になって目玉飛び出る事になります。(N家の物置の隅に眠ってます・・しかも超絶重いのでもう動かしたく無い

プロパンガスストーブ
heater[1]


N一家が一番長くお世話になったプロパンガスのタンクを接続して使用するガスストーブで、これを使ってる家庭が多いのでは無いでしょうか?
9キロのガスボトルが無くなる度に(夜寒い時に限って無くなる)ガソリンスタンドに入れに行く必要があり、ガスの燃焼で水分を生むのでガラスは水滴の嵐で湿気+湿気+湿気で家じゅうカビが・・・
日本の冬は乾燥しますが、ニュージーランドの冬は湿気90%超えでカビとの戦いです。
と言う事でこれを使う時は更に電気代の掛かる「除湿器」と併用が必須です

速攻で暖かくなり暖まれば止めるのでそこそこお世話になりましたが・・
9キロ$34のボトルは早くて1週間で無くなるので1か月$136のコストが掛かります。(プラス除湿器代が・・・$10前後ですかねえ・・)
子供の居る家で火を使うのもちょっと・・・火事になっても嫌ですし火傷の心配もあり環境を選ぶ印象です。

と言う事で・・・N一家は日本からこたつを持ってきて、巨大変圧器を通して2年ほど使用しましたが別の問題が・・
こたつ・・・あれは人をダメにします

日本から8000キロ離れた外国で、居間の真ん中に置いた丸いコタツに家族4人が放射状に刺さった状態でそのグルリミカンの皮が散乱し・・・

消費電力は400ワットなので電気代は大体月2000円〜2500円($30前後)なので良かったんですが・・

キッチンに立つと足元が・・とか顔が寒いとなり、最終的に妻の数か月に渡るリサーチの元2年前に買ってしまいました。


ヒートポンプ
Image1


ニュージーランドでは「ヒートポンプ」と呼ぶ通称「エアコン」
ニュージーランドでも日本の大手 富士通や三菱など各社販売してますが、妻の「DAIKINさんは エアコンの専門店。それ以外のPCとかTVは売ってない」と言う理由によりDAIKINのピートポンプを買いました所・・・

これがまあ暖かいのなんの

購入〜設置まで数日掛かり、結構高額商品なので中々手が出なかったんですが、南島のもっと寒い地域に住む友人から「絶対ヒートポンプに変えた方が良い」と言われ一念発起

さて、気になる電気代ですが・・

今月の電気代の請求書みたら何時もの金額に$15プラスって感じです。(約1100円)

消費電力は5000ワットと凄い数値なんですが、一度暖まると殆ど動いてる気配無で、「あ、動いた」と思っても数分で切れるので最終的にはガス買いに行くよりも、こたつよりも運用コストは安くなって断然幸せ

ヒートパンプ=電気代凄い と言うのは(オークランドのN一家の場合)違っておりました。

初期投資が少し大きいですが断然おススメです!そもそも除湿器動かす必要も無くなるのでそれも大きいですね。(家の断熱材などによっても変わって来ると思いますが・・)

これからもっと寒くなるニュージーランド。是非皆様も「ピートポンプ」ご検討下さい!

あ、因みに「冷房機能」も勿論あります(でも使った事無い