6月23日に始まるアメリカスカップ。
いまから待ち遠しくてたまりませんね。
ニュージーランドでは<アメリカスカップをホーム(ニュージーランド)へ
持ち帰ろう>とテレビで流されています。

少し歴史をのぞいてみると・・
アメリカスカップの<アメリカ>は船の名前です。
ご存知の通り、一番最初は英国で1851年に大博覧会が行われました。
日本ではペリーが浦賀到着の2年前のことです。
英国では当時ボルチモア・クリッパーと呼ばれる快速帆船をもっていたため、
だんだん海洋国として頭角を現してきた新興国のアメリカをワイト島1周レースに
1艇招待しました。
それを受けたアメリカが当時の最先端技術を使いスクーナー<アメリカ>号を建造。
挑戦に受けてたちました。

ビクトリア女王がレースの勝者を聞いた次の質問が
<では2番手は?> そのときの回答が<陛下、2番手はございません>
本当にこのような会話があったか、どうかは今でも歴史家の間で議論されて
おりますが、この2番手はないという考え方がマッチレースとして現在に
至っています。


この時、授与されたのが、高さ68.58センチの古代ローマの水差しを模した
純銀のトロフィーでした。 「100ギニーカップ」と呼ばれたこのトロフィーが、
その後アメリカ号より名づけられた「アメリカスカップ」と名を変え、
世界のヨットマンが憧れる「至高の銀杯」になるとは当初は誰も想像できませんでした。

このカップを目指して<チームニュージーランド>が戦っています。