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一夜明けたニュージーランド。
チームニュージーランドの皆の顔をみるのがつらかった・・・

チームニュージーランドのグラント ダルトン(チームNZのチームマネジャー)は
レース直後のインタビューの際、<応援してくれたニュージーランドの皆さん
ありがとう!>と言って涙でうるうるでした。
グラントは普段、あまり感情を見せないのでこのソフトな面がでたことに
驚き!でした。

アメリカスカップ終了後は・・ものすごい量の<うわさ>が飛び交っています。
バターワースをはじめ、チームニュージーランドのメンバー7名が
2000年の勝利の後、アリンギに移り2003年にチームニュージーランドを
破ったことは記憶に新しいでしょう。

今回はその元チームニュージーランドが、再び元アリンギになるという
報道がされています。 どこへ行くかって? 
今回大金を出してルイビトンカップに臨んだBMWオラクルへ、です。
その中にアリンギから解雇されたラッセル クーツも入っているようです。 

もう一つの報道はラッセル クーツは自分の子供をニュージーランドで
育てたいという希望を持っているので、チームニュージーランドに戻るという
うわさもあります。

さらに今回の開催地バレンシアでも、うわさが。
アリンギが次回のアメリカスカップをどこで開催するか、明言されていません。
今回はバレンシアだったが、次回はフランスのマルセイユ?イタリアのベネチア?
になるか? アメリカスカップが今までお金持ちの楽しみだったものが、
一般人に浸透してきたため、ヨーロッパも注目しはじめたようです。

次の開催は何年か? 2009年といううわさもあります。
( -д-)ノ オリンピックみたいに決まってないんです。

ルイビトンカップのスポンサー、ルイビトンは過去25年アメリカスカップの
顔だったが、以前からチームニュージーランドが負けたら、スポンサーシップを
辞めるとコメントを出しています。 もし本当に辞めてしまったら、
何カップになるのか? 
支店長、JTBカップってどうですか?(^∀^)


チームニュージーランドはどうなるのか?
2003年アリンギに負けた後スポンサーがつかず、しばらくはなんと!
アリンギのオーナー、アーネスト ベルタレッリが保護してくれていたり
最終的にニュージーランド政府がお金を出したりしました。
今回チームニュージーランドのメインスポンサーがエミレーツ航空でした。
決勝まで残って、もう皆さんもおなじみになった<FLY EMIRATES>は
宣伝効果抜群と次回もスポンサーになってくれそうです・・・

ディーン バーカーはどうなるのか?
国内では俄然、バーカー=チームニュージーランドのスキッパーと
指示は堅いですが、一部の人は ディーン バーカーでいいの?という声も
挙がっています。

ニュージーランド政府も今回はクルーが他に放出されないように
スポーツ大臣が巨額をチームニュージーランドに出すと明言しています。
Σ(・ω・ノ)ノ それって、税金から・・? 不思議と文句がでませんが。

一つのレースが終わり、また新たに次のレースが始まっています。
ニュージーランドはアメリカスカップを取り戻すぞ!と元気に
スタートしています。
.。゚+.(・∀・)゚+.゚ 次もがんばるぞ!

今回アメリカスカップブログにお付き合いいただきありがとうございました。
関連ブログは今日でおしまいです。 
2009年?にまたお目にかかりましょう
(・∀・)SEE YOU AGAIN! <またね!>


なんという第7レースだったのでしょう。
アリンギを止められるか?チームニュージーランド・・・

このレースは歴史に残るものになりました。
スタートはディーン バーカーがうまくさばきましたが、
なぜか有利と言われている右側に航路を取らず、左へ。
第1風上マークでは接戦になり、アリンギとオーバーラップで
右側にいたアリンギが優先されるため、7秒遅れ。

その後、第2風下マークにいく途中で、チームニュージーランドが
アリンギを抜いきました。 アリンギが風洞の中にはいり、スピードが
落ちたためです。 
第2マークで、チームニュージーランド14秒のリード。
ここで、国民の期待が高まります。 (もしや、もしや このまま・・・)
次の瞬間、ニュージーランド国民だけでなく、このレースをみていた
全世界が固まりました。 (え?(つд⊂)ゴシゴシ)
チームニュージーランドは再び左へ航路を取ったのです。
(なんで、不利といわれている左にいくんだ!?)
(第1風上マークでも右側が優先されたのが、わかってないのか?)
解説者達もなぜ、右に行かないのか 誰も説明できません。
そして次のマークでドラマが待っておりました。

やはり右の風の有利をとったアリンギが追い上げてきました。
バターワースの声が聞こえます。 
<うーん、NZとは30mくらい離れているから、大丈夫だよ。いける、いける>
でも実は解説者も言っていましたが、画面上では24m以下しか離れておらず、
バターワースが目測をちょっと長めにみていたようです。
で、問題のシーン。
チームニュージーランドが右側にあるマークを回るには2つ方法があって
1.位置をホールドしてアリンギのすぐ後ろにつけて幅を離れさせないで
  ターン。 マークを超えたら、一機に追い抜く。
  (もう少しテクニカルなんですが、省略。)
2.方向転換をしてアリンギの後ろに回って右側に位置を持っていって、マークを越える。

チームニュージーランドは2の方法をとり、直線に向かってきたアリンギと
あわや正面衝突。 
その直後ペナルティがチームニュージーランドにつけれらてしまいました。ε=ε=(;´Д`) 
ペナルティって何か?それはレース中に360度回転を行なわなければ
ならなくなりました。 
なぜチームニュージーランドが2の方法をとったのか、解説者達もさすがに説明
できませんでした。 
レースはあとゴールへ一直線しか残っておりません。 
その時点で、アリンギは100m以上リードしておりました。
だれもが、(もしや・・・確実に・・・ま、負け・・・)

解説者もチームニュージーランドが勝つには
1 風がなくなってその間にチームニュージーランドが追いつく
2 そうしてどんどんアリンギに攻撃をかけ、アリンギにもペナルティがつくように
  しかける
しか勝てないね〜とコメント。(もう、皆負けムード)(゚皿゚メ)

しかし、自然は小説よりも奇なり。 
ゴール300mくらい直前でアリンギに風が吹かなくなりました。(゚Д゚≡゚д゚)エッ!?
4ノットくらいまで下がっています。 チームニュージーランドは8ノットくらいの
風をうけて、ぐんぐん抜きていきます。
さらにアリンギは帆などのトラブルが続き、もたもた状態。

チームニュージーランドはゴール前40mリード、逆点か?!
しか〜し、ペナルティがありました。
くるっと回ると、ニュージーランド国民は一斉に叫びました。
(早く!!!!いけ〜〜〜)
解説者達も<YES!>、すぐ訂正、アリンギも画面に映った・・

ゴール。

その瞬間テレビも誰も話しておりませんでした。
目で見たものが信じられない・・奇跡がおこったのか・・

結果は1秒差でチームニュージーランドが負けてしまい、
アメリカスカップはスイスのアリンギが防衛に成功したのです。

なんというレース。
アメリカスカップ史上こんなレースはなかったのではないでしょうか。
ハラハラ、どきどき・・・すごいレースでした。

長くなったので、チームの様子など明日にしますね。
お休みなさい・・

アメリカスカップ 第7レースは風が弱いため
延期となりました。
次のレースは7月3日です。

どちらのチームもゆっくり休養して次のレースに
備えるそうです。

レマン湖のエルネスト・ベルタレリがこのまま勝つか、
帆の街、オークランドの底力が追いつくか
勝負の行方は火曜日になります。

昨日はジェームス スピットヒルがTVNZで解説担当。
スピットヒルはルナロッサのヘルムスマンで、オーストラリア人。
アナウンサーがレースを待っている間に
<ちょっと待ってよ。ジェームスが解説の時はチームニュージーランドが
勝ったことがないんじゃない? この前はオールブラックスまで負けたし・・>
とつっこみが入り、スピットヒルはあわてて、
<いやいや、勝ったことあるよ!!>と返答する姿もありました。

ヨットをみていても、解説中にラグビーの結果はどうなった?!なんて
コメントも入るので、ヨットマンでもラグビーは大好きなお国柄が
でていました。

では火曜日をお楽しみに!

アメリカスカップ 第6レースは・・・
チームニュージーランドが負けてしまい、
2勝4敗で今夜のレースを落とせば、アメリカスカップは
アリンギへ・・またまたスイスへ行ってしまいます。

ががーん。゚(゚´Д`゚)゜。ウァァァン

レーススタートからどきどきもの。
ディーン バーカーが反則ぎりぎり?!のスタートを切り
我々を心配させましたが、ペナルティーもかけられず
ほっとしました。
そのまま順調に進み、第一風上マーク、第一風下マークとリード。
第一風下マークの後、どちらのコースをとるか注目されました。
右側か左側か・・・
驚いたことに左側を再び進路にしたチームニュージーランドは
この後アリンギに越されてしまい、追いつけませんでした。

なぜ、左側を選んだのか? メディア会見で風の判断ということでしたが、
このコースで有利と言われる右側をとらなかったことが明らかに
敗因でした。 この前(第3レース)のときにリチャード ミーチャムが
落ちそうになった同じマーク場所。
鉄壁のクルーワークと言われていますが、不安が残り、無理な旋回を
避けるために左側にいったのではないかという話もでています。
アリンギは荒削りながら、クルーの大きなミスがでていないため、
順調に走っている・・・

そんなチームニュージーランドは精神的にも追い込まれています。
今回のレースコースは風を探すのが難しいと言われているコースで、
ディーン バーカーのヘルムスマン疑問説まででてきています。
チームニュージーランドの補欠のベン エインズリーの方がいいのでは・・
という声まで挙がっています。

こんな大変な中で今夜のレースをどう戦うのか?
逆転勝利はなるのか?!(ぜひ、お願い)

バレンシアの空の下で戦うチームニュージーランドです。


なんという第3レースだったのでしょう!

ヨットのプロからみると荒いレースだったなどとコメントが
でてますが、ニュージーランドを応援する側にとっては
心臓バクバク、アドレナリンが沸騰して、冷却して、再度沸騰・・

ニュージーランドのテレビではアメリカスカップレースの歴史に
残るレースだったというコメント。

みた後はどっと汗がでました。

スタートから風のコンディション待ちということで結果約2時間遅れの
スタート。(ニュージーランド時間では朝の3時ですよ!!とほほ)

第1風上マークでは1分23秒と大量のリードのチームニュージーランド。
おお、今夜は楽勝か・・と思っていたら、次のマークでなんと
帆をたたむ作業が手間取り、船首にいたリチャード ミーチャムが
おっ 落ちた?! と一瞬固まり、ロープ巻いているし、
本人は自力でヨットに戻ったので ほっと(´−д−;`) しました。

ところがそんなことに気をとられていたせいか、大量リードのはずが
第2風上マークでは劇的な逆転。  
アリンギ 15秒のリードでゴールラインまで一直線。
うわああああああ・・と国中の声がきこえました。(そんな気がした)

ゴールまであと500m、アリンギリード、
あと250m、アリンギ リー・・・ あ! チームニュージーランド
逆転! そのまま行け〜はしれ〜と国中がさけんでました(そんな気がした)


最終的に25秒差でチームニュージーランドの勝利。
2対1と1勝リードとなりました。 


この日のレースは最初からスタートが遅延した風の読みが勝敗をわけました。
ルイビトンカップで何レースもこなしてきたチームニュージーランドは
スペイン・バレンシアの気まぐれな風の対応方がよくわかっておりましたが、
レースをしていないアリンギはその風の気まぐれを知らなかったとレース後の
会見で認めております。


しかし!レースが終わったのはニュージーランド時間の朝5時半!
ね、眠いと国中がさけんでいるような・・・(そんな気がしている・・)
1983年にオーストラリアがニューヨークでレースを行なったときに
当時のオーストラリアの首相が、
<レースをみて遅刻や出社しなかった社員を解雇してはならない>宣言を
しました。 
いきなり祭日になったオーストリアもすごいと思っていましたが、
今日はその気持ちがよくわかります。
昨日、オークランドの商工会議所の会頭も
<赤い目をしながら出社したり、遅刻する社員がいても許してあげて>という
コメントをだしてます。
ね、支店長、ニュージーランドっておおらかでしょう? ね?ね?

また今夜もレースがあります。
勝って兜の緒をしめよ!とニュージーランドのテレビでも言っています。
(そんな気がした)

応援よろしくね!
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第3レースへの関心もさらに高まったアメリカスカップ。

今回は世界最高峰のヨットレースに参加しているスタッフを
紹介したいと思います。

アメリカスカップレースを見ると絶対テレビに映るのは
ディーン バーカー ヘルムスマンでスキッパーです。

え?ヘルムスマンて何? 車で言えば運転手さんです。
操船しているのですぐわかりますよ。
ニュージーランドではとても有名な人。
奥さんはニュージーランド代表ホッケーの選手でした。




次はロブ ワデル グラインダーです。(帆を巻き上げる人)
簡単にいえば、船上でグルグルまわしている人。
彼はなんと2000年シドニーオリンピックのボート競技シングルスカルの
金メダリストです。
ロブもニュージーランドで超有名。 
彼の紹介ページには日本語もぺらぺらと書いてあります。
ロブは本当はボート競技で舵なしフォアとかエイトをしたかったらしいのですが、
内臓に欠陥がみつかり、コーチがチームワークだから・・と入れてもらえず、
シングルスカルを選んだ=>金メダル という人生を歩んだ方です。
ボート競技を終えて、いまチームニュージーランドに入れて仲間がいるって
いいね、というコメントを残したのが印象的です。
グルグルまわしているスポーツ刈りの方がロブです。




さらに・・・今回は日本のヨットの歴史の1ページに記念すべきことも
あるのです。
チームニュージーランドには鹿取 正信氏もスタッフにいるのです。
ボートのどこに乗ってるの?と聞かれますが、乗っていません。

29名のセイリングスタッフがいて、
その他にデザインチーム、ショアサポートチーム、
オペレーションチームから構成されています。
総勢100名を超すチームなんです。

鹿取さんはデザインチーム所属のレース艇の性能分析担当なのです。
日本人で初めてアメリカスカップレースに参加された方です。
レース終了後、即分析結果を出し、ミーティングにもっていく。
とても大事な仕事の一環を担っています。
1993年のニッポンチャレンジからレースに参加してアメリカスカップレースまで
いくことが念願の一つだったそうです。
せっかくだから、勝ってくださ〜い、鹿取さん

と、いうことで次回レースを見る時、楽しみが増えました!


追記:
ニュージーランドのテレビではなんとあのラッセル クーツ
解説してます。 ブラッド バターワースが第2レース中に見学している
ボートがレースコースに入ってきたときに放送禁止用語を連発しておりましたが、
ラッセルは<ブラッドはいつもレース中は機嫌が悪いんだよ>と
コメントを残していました。 
その見学ボートのおかげ?で6秒稼いだチームニュージーランドが
逆転できたので、何が影響するかわかりませんね。





勝った〜 チームニュージーランド1勝しました。

スタートの時点であやうくペナルティを課せられるか、とひやりとした
スタート。 またチームニュージーランドが昨日と同じように
いいスタートを切りました。 が、またまた第1レースの再現か?!と
思われるくらいすぐにアリンギに越されて80mはリードされていました。

第1風上マーク、第1風下マークまでアリンギのリード。
その時はニュージーランド国民が2003年の悪夢が頭にちらつきました。
<また、5−0で負けてしまうのか・・・>

その時、アリンギが方向を変えましたが、
チームニュージーランドはしませんでした。
アリンギは間違いを犯したことを認めています。
そのまま運命の風に乗って・・第2風上マークでは
15秒のチームニュージーランドのリード。
そのまま逃げ切り、28秒差で勝利でした。

まさに手に汗握る大レースとなりました。
これぞ、至高の銀杯に相応しいレースでした。

昨日メディアが言っていたチームニュージーランドは10ノット以下に
強いというのは違ったようです。
ヨットの性能がほとんど近いようで、ヨットに乗っている軍師や
ヘルムスマンなど海を読む、舵を取るというところに差がでそうです。

レースの後で印象的だったのが、チームニュージーランドのコメントです。
<勝ったことがうれしい。アメリカスカップレースで勝ったのは久しぶりだから・・>

そうです、そうです。2000年に勝って以来2003年は1勝もできなかったので
このコメントに涙がでてきます。(´;ω;`)

さて、勝負はこれからです! といっても今日はお休み。
ゆっくり休んで次のレースに備えましょう。



アメリカスカップの第一レースが行われました。

アリンギが速い、いやチームニュージーランドの方が速いなど
いろいろな憶測もこれまで。
レースが始まりました。

最初のコイントスで右から入場か、左から入場か決まるのですが、
今までニュージーランドのディーンバーカーは負けてばかりなので
代役に頼んだら、見事コイントスは勝ったので右から入場となった
第1レース。

スタートのいいディーンバーカーは期待通り、右側を確保して
スムーズにスタートしたとみられましたが・・・・

かなり強い風が吹いていて、あっという間にアリンギにこされて
最後まで追いつくことができませんでした。
さすがにバタワースと思える舵捌き。

ニュージーランドは35秒遅れでした。

ニュージーランドのメディアは敗戦をこう分析しています。

1. 右側は実は不利だった。天候の読み間違えがあった。
2. ポジションを変えようとしたが、アリンギにうまく翻弄されてしまった。
   アリンギが常に有利なポジションを確保していた。
3. アリンギは14ノット以上の風に対応できるヨットを製造、
   チームニュージーランドは予選(ルイビトンカップ)を勝ち抜くために
   10ノット以下に対応できるヨットである。 第1レースは10から13ノットの
   風の中で行われたので、アリンギに有利であった。

などと報道されています。 
本当かなあ・・今日の試合の行われるスペインのバレンシアでは
8から10ノットの風という予報です。
これで結果がでれば、本当かどうかわかるかも。

また風上側マークに向かって走る時はチームニュージーランドが速く、
風下側マークに戻ってくるときはアリンギの方が速いなどがわかりました。

さてさて、勝負はこれからです。
ボート自体はよく似ているし、クローズの走りはアリンギに優る
スピードもでています。 

まずは1勝がほしいチームニュージーランド。
次のレースに期待しましょう。


アメリカスカップ決勝戦はいよいよ今夜行われます。
(わくわく(*゚∀゚)っどきどき(((( ;゚д゚)))

ヨットレースは海の上で勝負、だけではありません。
マインドゲームでもあります。

昨日はアリンギのヘルムスマンが誰になるのか、注目されました。
3日前にスイスのボートは最新のSUIー100でレースをすることを
発表しましたが、ヘルムスマンは昨日まで誰になるか、
スキッパーのバタワースは発表しておりませんでした。

結果はアメリカ人のエド・バード。
彼はマッチレーシングのワールドチャンピオンに過去3回、
また1995年のチームニュージーランドの一員でもありました。

この発表がある前にチームニュージーランド側は
SUIー100ならばバードがヘルムスマンだろうという
見解を示していました。

チームニュージーランドはNZL92を使用、クルーの変更は
なしです。
ルイビトンカップではNZL84を使用していましたが。

さまざまな報道が流れる中、やはりニュージーランドの
国内ではニュージーランド有利の話題が多いです。

さて、エド・バードを指名したバターワースはカップを
守ることができるでしょうか? バードはヨットの裁き方が保守的だと
言われています。
一方の我らがディーン・バーカーはスタートの上手なヘルムスマン。
どんなボートなのか、どんなレース展開になるのか。
第1戦は絶対に見逃せませんね。

なんとほとんど同じ時間にオールブラックスのトライネイション戦も
行われます。 

どちらを見るか、いまから悩んでいまーす。

今から待ち遠しいアメリカスカップ。

アメリカスカップが最初にニューヨークで挑戦を受けたのは
1870年になってからのこと。
70年と71年に挑戦したのはジェームス・アッシュベリー氏。
彼は挑戦には負けてしまいましたが、晩年にはなんと
ニュージーランドへ移住して、羊牧場で働いていたとか。
ニュージーランドに住んだ最初のアメリカスカップ関係者です。

時は変わって2000年の第30回大会の時に
オークランドで開催されたアメリカスカップは
ニュージーランドが防衛しました。
歴史上初めてアメリカ以外の国が防衛に成功しました。

このあとで事件が。
防衛したニュージーランドのスキッパー、ラッセル・クーツと
ブラッド・バターワースを含む7人がなんと!
スイスのアリンギに移籍してしまったのです。
特にラッセルとブラッドの抜群の風を読む能力と巧みな攻撃力を
失ったことは大打撃でした。
国賊とまで呼ばれたこの人々は今回、アリンギに乗って
いるかと思いきや、スキッパーのラッセル・クーツは
今回の大会にでないことを表明しております。
何が起ったのか、わかりませんが、スイスのオーナーと合わなかったらしいとの
うわさもあります。
ブラッド・バターワースは健在です。
ニュージーランド本国では<リベンジ>と呼んでおりますが、
チームニュージーランドは<そんなことはない。挑戦である>と言っています。

海の上だけではなく、アメリカスカップそのものが映画になる位
いろいろドラマがあります。

さて、チームニュージーランドは元のチームメイトより
アメリカスカップを取り戻すことができるでしょうか?

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